国際税務コラム

シンガポール会社設立

シンガポール現地法人の会社名の決定方法

シンガポール現地法人の会社名

シンガポール現地法人を設立する際は、ほとんどの場合、Private Limited Company (有限責任株式会社)ですので、以下それを前提に説明させて頂きます。

シンガポールでは、社名の末尾に『PTE. LTD.』を付けるのが一般的です。日系のシンガポール子会社もほとんどこの形式ではないでしょうか。

『PTE.LTD.』 は、Private Limited の略です。『PTE.LTD.』以外には『PRIVATE LIMITED』なども使用できます。

 

肝心の会社名部分はどのように決定するべきか?

そして、最も重要な 会社名ですが基本的には自由に決められます。まずは、オンラインでその社名が使用可能かどうかを簡易診断できます。

既に似たような社名が登記されていたり、社名として適切でないと判断されれば、この簡易診断で『却下』という結果とともに理由が表示されます。

簡易診断で『却下』となった場合には、基本的には実際に申請しても却下されると思われます。簡易診断の次は、実際にACRA(アクラ、会計企業規制庁)に社名予約の申請をし、社名の使用許可を得る必要があります。ここで承認されれば実際に使用できることになります。

 

却下された場合の選択肢

もし、ACRAに却下された場合は実務的には下記のいずれかの方法を取ることが一般的です。

①他の会社名で再度申請する

②却下された社名について嘆願書を提出して再審査してもらう

 

②の方法はノウハウのある設立代行会社に作成してもらうのが一般的でしょう。

また、社名にTravelやFinanceが含まれる場合は社名申請を行った際に関係省庁に照会される可能性があり、照会されると通常よりも設立に時間がかかる要因になりますのでご注意ください。

 

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