国際税務コラム

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【シンガポール】観光客・出張者を対象としたペーパーレス入国手続きの導入

 

シンガポール移民局(ICA)は、観光客や出張者の入国手続きを一層効率化する目的で、オンラインで事前に個人情報などの登録ができる電子入国カードの制度を新たに導入しました。

 

これまで観光客や出張者がシンガポールを訪れる際は出入国カードの記入が必須でしたが、この制度の導入により、一度ICAウェブサイトまたはモバイルアプリを通して情報を提出すれば、その情報が移民局のデータベース内に旅客情報として保存され、将来的に再度検索して利用することができ、旅行者や出張者は基本的に審査官にパスポートのみ提示すれば入国できるようになります。

 

この制度は空路、陸路、海路の出入国港ですでに2018年10月4日より試行されており、本格的な実施についての詳細は試用期間が終了する2019年1月頃に発表される予定です(試用期間中は事前登録はできず、空港などのチェックポイントでオンライン登録を行うよう案内されます)。

 

注:この新制度は出入国カードを提出する必要のない、シンガポール人、永住者、及び長期滞在ビザ保有者には影響はございません。

参考:ICAウェブサイト(外部)